金継ぎ体験ワークショップ 金継ぎを学ぶ特別なひととき——奈良市の文化財建築「藤間家（とうまけ）住宅」で開催中！ 奈良・高畑町は、かつて春日大社の神官が暮らし、多くの文化人が集った町として知られています。その中心にある藤間家住宅で、金継ぎの魅力に触れてみませんか。 藤間家住宅は、18世紀後半に春日神官の住居として建てられた歴史的建築です。老朽化により倒壊の危機にありましたが、2017年以降の修復工事によって保全され、新たな文化活動の場として生まれ変わりました。現在では、国内外のアーティストが滞在しながら作品制作や交流を行う、アーティスト・イン・レジデンスの拠点としても活用されています。 春日大社の森を抜けた静かな町並みに佇むこの場所で、初心者の方でも気軽にご参加いただける90分の金継ぎワークショップを開催しています。器を修復する時間の中で、日本の美意識と向き合う体験をぜひお楽しみください。 金継ぎとは？ 金継ぎとは、割れた陶器を漆で継ぎ、金や銀で装飾して美しく修復する、日本に古くから伝わる伝統技法です。室町時代の日本で生まれ、茶道の発展とともに広まった金継ぎは、壊れたものの中にこそ価値や美を見出すという、日本独自の美意識「侘び寂び」を象徴しています。 ただ元の姿に戻すのではなく、壊れた部分をあえて際立たせることで、その器にしかない新しい表情が現れます。そして金継ぎの魅力は、仕上がった器の美しさだけでなく、壊れたものを少しずつ新しいかたちへとよみがえらせていく、その過程そのものにあります。 金継ぎは、ものを大切にする心や、過ぎた時間と静かに向き合う日本文化の一端を感じさせてくれます。器を直すという作業を通じて、壊れたものを受け入れ、そこに新たな価値を見出す視点と出会うことができるかもしれません。 開催概要 参加費： 5,500円／人 定員： 1～6名 対象年齢： 10歳以上の方におすすめ 言語： 日本語・英語・中国語・イタリア語 開催時間： 11:00-12:30／15:00-16:30（事前予約制） 所要時間： 90分 場所： 藤間家住宅 [MAP] JR・近鉄奈良駅より市内循環バス「破石町（わりいしちょう）」下車 徒歩5分 春日大社から下の禰宜道（しものねぎみち）／ささやきの小径を通り徒歩12分 ご予約について ご希望日の 3日前までに、下記内容を info@tomaunrestored.com...