
金継ぎワークショップ
Kintsugi Experience in Nara
奈良市の中心にある歴史建築「藤間家(とうまけ)住宅」で、金継ぎの美しさを体験しましょう!
藤間家住宅は、かつて春日神官の住居として、18世紀の後半に建てられました。近年、倒壊の危機に瀕していたこの歴史建築は、何度かの改修工事を経て、現在の姿に回復しています。
春日大社から森を抜けた高畑町に佇むこの歴史建築で、初心者にもやさしい90分のワークショップを通じて、金継ぎの魅力に触れていただけます。
金継ぎとは?
金継ぎとは、文字通り「金の継ぎ方」を意味し、漆と金を使って割れた陶磁器を修復する技法です。15世紀の日本で生まれた金継ぎは、茶道と深い関わりがあり、不完全さや儚さの中に美を見出す、侘び寂びという日本独自の美意識を体現しています。 金継ぎの魅力は、単に器を修復するというだけではなく、割れてしまった陶磁器が新しい姿に再生されることです。
現在はアートスペースとして活用されている藤間家住宅の特別な空間で、多くの方のご参加を心よりお待ちしています。
オンライン予約
- ワークショップは2025年5月より開始します。ご予約は3日前まで承ります。
- ご予約は、info@tomaunrestored.com までお問合せください。
- ご予約後、確認のメールをお送りします。
ワークショップで提供されるもの
- 修理する陶器1点と持ち帰り用のギフトボックス
- 金継ぎの道具、材料、装飾用金属粉
- ワークショップ中に着用するエプロン
ワークショップの内容
- 金継ぎの哲学と歴史、技法について学びます。
- 合成漆を使用した現代の金継ぎの方法を実践します。天然漆による皮膚のかぶれなどの心配がなく、安全で素早く作業できます。
- 割れた陶器を修復し、装飾して、その日のうちにユニークなお土産としてお持ち帰りいただけます。
重要事項
- このワークショップでは、伝統的な天然漆は使用しません。天然漆は硬化に時間がかかり、皮膚のかぶれやアレルギー反応を引き起こす可能性があるためです。
- 完成品は、食品や飲料用の器としてはご使用いただけません。
- 当施設は、登録有形文化財である木造家屋を保護するため、禁煙となります。
当施設について
当施設は、奈良市の文化財建築である藤間家住宅を活用したアートスペースです。この建築は、かつて春日神官が済み継いだ旧家の邸宅であり、現在はアーティストの短期滞在施設としても使用されています。ご来場の皆さまには、歴史ある特別な空間で、他では得られない体験をしていただけます。
お問い合わせ先
- ご質問やお問い合わせは、お気軽にメール(info@tomaunrestored.com)にてご連絡ください。

This program is commissioned by the Agency for Cultural Affairs, Government of Japan